【無量光院跡】浄土思想の理想郷を表現した庭園 金鶏山に夕陽が沈む様は一見の価値あり!

無量光院跡とは?

無量光院跡は、奥州藤原氏三代秀衡によって造営された寺院の遺跡です。
宇治平等院鳳凰堂を模して建立された阿弥陀堂と、その周囲を取り巻く池を中心に伽藍が構成されています。
なお、阿弥陀堂の背後(西方)には金鶏山を中央に、なだらかな山並みが連なっています。
奥州藤原氏滅亡後、伽藍が消滅・荒廃し、池は水田化しましたが、遺跡は良好な状態で保存されています。
世界遺産委員会は、無量光院を完成形とする平泉の浄土庭園について「池泉・樹林・金鶏山山頂と関連して仏堂を周到に配置することにより実体化した理想郷の光景」として、高く評価しています。

藤原氏が描いた「この世の極楽」

奥州藤原氏三代・藤原秀衡(ふじわらのひでひら)が12世紀後半に建立した阿弥陀堂です。
京都・宇治の「平等院鳳凰堂」を模して建てられたといわれ、中央に阿弥陀堂、左右に翼廊、そして庭園には池を配した壮大な伽藍(がらん)構成でした。

残念ながら建物は鎌倉時代の戦乱で焼失してしまいましたが、その遺構は現在も「無量光院跡」として国の特別史跡に指定されています。

訪れるなら夕陽が沈む時に!

夕陽は背後に見える「金鶏山(きんけいさん)」へと沈んでいきます。
無量光院の中心線は、この金鶏山の山頂と一直線に結ばれるように設計されており、「この世に極楽を再現した」藤原秀衡の信仰心と美意識を感じることができます。

中尊寺や毛越寺からも徒歩圏内にあり、観光の途中に立ち寄るのにもぴったり。
歴史好きの方はもちろん、写真や散歩が好きな方にもおすすめのスポットです。

※冬季は池の水は張っておりませんので、ご注意ください。

(写真等は平泉町のHPより借用)

アクセス

JR東北本線「平泉駅」下車、徒歩 約10分

東北自動車道「平泉IC」から 約5分