2024年5月 世界遺産平泉・毛越寺で「曲水の宴」が開催されます!

5月26日(日)にて、5年ぶりに平泉・毛越寺で「曲水の宴(きょくすいのえん/ごくすいのえん)」が開催されます。

「曲水の宴」とは、庭園の水辺で水の流れに合わせて詩歌を詠む、平安時代の歌遊びです。
平安装束に身を包んだ歌人たちは水辺の流れに沿って座り、盃を水に浮かべて、歌題にしたがって一人づつ和歌を短冊にしたためます。

毛越寺には平安時代に造られた、池に水を引き入れるための水路である遣水(やりみず)が当時の姿のまま残っています。
平安時代の遺構としては日本で唯一です。
「曲水の宴」は毎年新緑の時期に毛越寺の遣水(やりみず)で開催されます。

毛越寺 日本で唯一 平安時代の遣水(やりみず)

「曲水の宴」はもともと宮中行事で、平安貴族の優雅な催しのひとつです。
今年の大河ドラマで注目されている藤原道長も主催していたと言われています。

大河ドラマでは、藤原一族を始めとする都に住む貴族たちのみやびな暮らしが描かれています。
実は奥州藤原氏の時代(平安時代後半の約100年間)でも、平泉には京都と同じように、平安貴族たちが優雅に暮らしていました。

平安時代の平泉について詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
紫式部や藤原道長が生きた平安時代、平泉は京都の次に栄えていた!?

5年ぶりに開催される、今年の「曲水の宴」。
令和6年の歌題は「語(かたる)」です。
普段なかなか見ることができない、1000年以上前の平安時代の様子をぜひご覧ください。

【概要】
日時:2024年5月26日(日)13時開宴
場所:毛越寺浄土庭園 遣水
料金:毛越寺拝観料のみ
備考:自由席 (席数には限りがあります)
公式ページ:毛越寺 ホームページ

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