【2024年ルート更新】2023年藤原まつり見に行ってきました!

みなさん、こんにちは!

今年のゴールデンウィークはどのように過ごされましたか?
平泉では2023年5月1日(月)~5日(金)にかけて、毎年恒例の藤原まつりが開催されました。

今回の記事では5月3日に行われた、第60回源義経公東下り行列の様子を写真とともにたっぷりとお伝えします。
また、写真撮影のために平泉を駆け回った経験から、東下り行列を見学する際のおすすめの場所や撮影スポットを記録として残しておこうと思います。

来年2024年以降の東下り行列を見学したいという方に参考になれば嬉しいです♪

【2024/4/12追記】
2024年5月開催の藤原まつりでは俳優・寺田心さんが源義経役として出演します。
この記事の後半では、2024年のお祭りの攻略方法を紹介しています。

源義経公東下り行列とは? ―平泉の歴史や歴代俳優陣の情報など

初めに「源義経公東下り行列」について簡単にご紹介します。

源義経公東下り行列は、藤原まつり3日目に町全体で行われるお祭り最大の催しです。

時は平安時代後期。
悲劇のヒーロー・源義経は兄の源頼朝に追われて、弁慶と妻子とともに平泉へ落ち延びてきました。
当時の奥州藤原氏3代目藤原秀衡は、そんな源義経たちを平泉に温かく迎え入れました。

この歴史的瞬間を再現したのが源義経公東下り行列です。
平安時代末期の平泉の様子を垣間見ることができる貴重な機会のため、
毎年全国から多くの人が東下り行列を見ようと平泉を訪れます。

また、東下り行列の特徴として、登場人物を演じる役者さんが毎年変わります。
特に源義経役は有名な俳優さんが出演されるため、注目度が大変高くなっています。
歴代の義経役は豪華俳優さんがずらり!
今年の義経役は俳優・犬飼貴丈さんでした♪

最近の義経役の俳優さんは以下の通りです。
・2015年(平成27年) 吉沢亮
・2016年(平成28年) 高杉宇宙
・2017年(平成29年) 横浜流星
・2018年(平成30年) 磯村勇斗
・2019年(令和元年) 田口淳之介
・2022年(令和4年) 伊藤健太郎

2022年源義経役の伊藤健太郎さん

源義経公東下り行列の日は、義経役を演じる俳優さんを一目見ようと多くのファンも平泉を訪れます。
今までで一番平泉に訪れた方が多かった年は、タッキーこと滝沢秀明さんが義経役を演じた2005年でした。

東下り行列自体も長い歴史があり、今年で60回目の開催となります。
今年は、5日間で延べ34万5000人の方が平泉を訪れました。
これは過去5番目に多い数字だそうです!
また、東下り行列が開催された5月3日の一日だけで、約22万5000人が訪れたということです。
平泉町の人口約7000人と比較して32倍の数です!

つまり、藤原まつりは多くの方に平泉を知ってもらえる機会であり、特に源義経公東下り行列は町をあげての一大イベントとなっています!

2023年源義経公東下り行列の様子はこちら! ―写真や混雑状況など

ここまで読んでくださった方、お待たせいたしました!
今年の源義経公東下り行列の様子をご紹介します!

中尊寺や毛越寺、平泉駅など平泉町内の様々な場所が出てきますので、初めて平泉に訪れる方は行列ルートのイメージがしづらいと思います…。
なので今回の記事では、時間に沿って詳細に東下り行列の様子をお伝えします♪

東下り行列は朝10時から夕方16時あたりまで1日を通して開催されます。

午前10時 藤原秀衡公出迎え行列 中尊寺坂下出発

行列の先頭 出発するまで待機中

ルート:中尊寺通り→平泉駅前→毛越寺通り→毛越寺

源義経を迎えに行く、3代目藤原秀衡のご登場です。

藤原秀衡を乗せた牛車@中尊寺通り

続いて、義経役の犬飼貴丈さんが乗る予定の馬が登場します。この行列は出迎えのため、まだ義経は馬に乗っていないので注意です!

義経用の馬

総勢93人が出演する行列はとても長く見ごたえがあります。

行列は平泉駅前を通って、毛越寺へと向かいます。

毛越寺通り

午後0時50分 義経公ねぎらいの場再現 @毛越寺

毛越寺には、藤原秀衡と源義経の出会う場を一目見ようと多くの方が午前中からすでに待機しています。
なかには毛越寺開門前から並んで待っている人もいるとのことです!

毛越寺

出迎え行列が毛越寺に到着してしばらく時間が経ったのち、ついに源義経や弁慶、北の方(義経の妻)が姿を現します。

演者さんたちがずらり@毛越寺

そのまま一行は舟に乗り、毛越寺の大泉が池にて歓迎の宴を再現します。

舟に乗る義経たち@毛越寺 大泉が池

午後1時30分 源義経公東下り行列 毛越寺出発

ついに待ちに待った犬飼貴丈さん扮する源義経とともに行列が毛越寺を出発し、平泉町内を練り歩きます。

ルート:毛越寺通り→平泉駅前→中尊寺通り→中尊寺へ (午前中と逆の順番になります。)

北の方も登場

午前中の出迎え行列に多くの登場人物たちが加わり、一層盛り上がります。

中尊寺付近になると、多くの人たちが行列を待っていました。一行は、参道の月見坂を登り、中尊寺金色堂へと向かいます。

中尊寺前

午後3時20分 金色堂参拝 @中尊寺

混雑がとてもすごかったため、中尊寺の中までは入れませんでした…。

2024年の藤原まつりに向けて完全攻略 ―ルートや写真撮影スポットなど

行列ルート:中尊寺―中尊寺通り―平泉駅前―毛越寺通り―毛越寺(約3.5kmの道のり)

中尊寺と毛越寺、平泉駅前は大変混雑します。
もし中尊寺と毛越寺の中で写真撮影したい場合は、朝早めに行って場所取りすることをおすすめします。

また、毛越寺の大泉が池で舟を撮影したい場合は、対岸まで行くと人が比較的少なく、舟も近づいてくれるため写真が撮りやすいです。

写真は対岸側から撮ると良いと思います!

行列の様子を撮影したい場合は、中尊寺通りにある無量光院跡付近で撮ることをおすすめします。
比較的人が少なく、とても近距離で俳優さんたちを撮影することができます。

無量光院跡@中尊寺通りでは空の広い写真も撮れます!


当日は多くの方が平泉を訪れるため、平泉の飲食店もとても混雑します。
お昼のピーク時間を避けてご利用することをおすすめします。
お店は 平泉の飲食店一覧 を参考にしてみてください!

また、5月3日の一日だけ毛越寺すぐ横の観自在王院跡に多くの屋台が出ます。
東下り行列は一日かけてのイベントのため、すべてを見学しようとすると長丁場になります。
観自在王院跡で適度に休憩を取りながら楽しみましょう!

観自在王院跡の飲食屋台

最後に

写真とともに2023年藤原まつりの様子をたっぷりとお伝えしました。
源義経公東下り行列は平泉町あげての一大イベント。平安絵巻のような豪華絢爛な行列は一見の価値あり!です。
まだ東下り行列を見たことないという方は、ぜひ次のゴールデンウィークは平泉へ足を運んでみてください!